「今のジャンルで良い友達できないかな」
そう思って動いてみたけど、うまくいかなかった…そんな経験はありませんか。
- 仲良くなりかけたのに、ある時点からリプが来なくなった。
- 最初は仲良しだったのに、いつの間にかぎくしゃくしてしまった。
- 同じジャンルのはずなのに、なんとなく話が合わない。
こんな経験はありませんか。
同人活動をしていると、こういうことはめずらしくないのです。
「自分のコミュ力に問題があるのかな」とおもいがちですが、そうとは限りません。同じジャンルだからこそ起きやすい落とし穴があります。
この記事ではそれについて話します。
※この記事では「同じジャンル・同じカプ」をまとめて「同界隈」と表記することがあります
「好きなもの」ありきの関係には賞味期限がある
仲間意識が先走りやすい
同じジャンル、同じカップリング——好きなものが一致していると、なんとなく仲間意識が先にできあがります。
「きっとわかり合えるはず」という思い込みが自然と生まれてしまうのですね。
でも、この思い込みがくせものです。
好きなものが一致していても、解釈の方向、創作への姿勢、界隈のノリへの温度感は人それぞれ違います。
同じ界隈にいるからこそ仲間意識が生まれやすい分、ちょっとしたズレが見えたときのギャップも大きく感じやすいもの。
「この人、こんなこと言う人だったの?」
「なんか思ってたのと違う…」
「なんでそんな受け取り方するんだろう」
そういう違和感が強くなりやすいんですよね。
片方の熱が冷めるとぎくしゃくしやすい
さらに「好きなもの」ありきの関係には、もうひとつ弱点があります。
同担・同カプの繋がりは、推しへの熱量が共通している間は心強い存在です。
ですが片方の熱が冷めたり、推し変が起きたりしたとき、関係の土台そのものが揺らぎがち。
「推しが同じ」という共通点だけで繋がっていた場合、お互いのスタンスが変わったときにこの関係は一気に不安定になりやすいんです。
地雷トラブルが起きやすい
もうひとつやっかいなのが、地雷問題です。
同じジャンルにいると、片方が片方の地雷を好きになるということが起こりえます。
同じ作品のなかでも「このカップリングは無理」「この解釈は受け入れられない」という部分は人によって違います。
仲良くなってからそれが発覚するとそれだけで気をつかいます。
これは個人個人の性格というよりもおなじジャンルにいるからこそ起きやすい現象です。
同志を探すなということではない
ここまで読んで「じゃあ同じジャンルの人と仲良くなろうとするのは無駄なの?」と思いましたか。
そうではないのです。
AB友達はAB友達として、最初から「趣味ありき」と割り切れば、それはそれで成立します。
同じカップリングが好きな人と、そのカップリングの話を楽しむ。
それだけの関係として捉えれば、気楽に続けられることが多いです。
問題が起きやすいのは、そこに「同人の枠を超えた友達になりたい」という強めの感情が乗ったとき。
同人の枠を超えた友達は難易度が別格に高い
私生活の話もできて、価値観も近くて、同人以外でも一緒にいられる——そんな関係に発展したら理想ですよね。同志から始まって生涯の親友になることもありますし、それを越えて恋人や結婚相手になることだってあります。
そこまで辿り着けたら、それはとても得難いものだと思います。
ですが正直、そういった関係を意図的に作ろうとするのはものすごく難易度が高いです。
同人の枠を超えた友達になるには、好きなものが一致しているだけでは足りません。
価値観、生活スタイル、コミュニケーションの温度感、人生の優先順位。
こういうところが合わないと、距離が縮まるほどしんどくなります。
同志だからといって、そこまで合うとは限らないのです。
むしろ「同じものが好き」という共通点があるぶん、「きっと他のところも合うはず」と思い込みやすく、あとからすれ違いやすいのです。
こんな友達ができたらラッキー、くらいに構えておくのが正直なところです。
関係に「役割」を持たせると楽になる
AB友達はAB友達。趣味の話ができる知り合いとして、その関係を大切にする。
同人の枠を超えた友達を求めるなら、同志以外のところからも広く人間関係を作っていく。
この2つを分けて考えると、だいぶ楽になります。
同志に「なんでもわかり合える友達」を求めると、お互いにとって重くなりやすいのです。
趣味ありきと割り切った関係のほうが、かえって長続きすることも多いですからね。
同人活動での人間関係の悩みは、こういった「関係への期待のズレ」から来ていることが多いです。「なんでうまくいかないのかわからない」という場合、どこに期待を置いていたかを一緒に確認、整理するだけで、見え方が変わることがあります。
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