SNSでネガティブなことを発信するのが不利な理由【オタク・同人活動者向け】


夜中、誰かへの怒りや悲しみを抱えながらスマホを開いて、気づいたら投稿していた——そういう経験はありませんか。

送信ボタンを押した瞬間は少しスッキリするかもしれません。

でも翌朝見返したら恥ずかしくなって慌てて消すようなこともあるでしょう。

あるいは予想外の反応が来て引くに引けなくなってしまうこともあるかもしれません。

そんな人に読んでもらいたい記事です。


目次

SNSは「全員に見られている」場所

X(Twitter)の投稿は基本的に全員に見られます。

鍵垢でない限り、フォロワー以外にも検索で引っかかります。

仲のいいフォロワーだけに向けて書いたつもりでも、見ているのはフォロワーだけではありません。

ちょっとした愚痴でも、あなたのことを全く知らない人の目に入っています。

これが思わぬところでリスクになります。

弱っているところ、不満を抱えているところを見せると、それに付け込もうとする人がいるからです。

オタクコミュニティで言えば、こういうケースです。

  • 「あのジャンル最近しんどい」と書いたところ、アンチに見つかって絡まれた
  • 「絵が全然伸びなくて疲れた」と書いたところ、マウントを取りに来る人が来た
  • 特定のコンテンツへの不満を書いたところ、そのコンテンツのファンから総攻撃された
  • 人間関係の愚痴を書いたところ、当事者に特定されてトラブルになった

ネガティブな投稿は「この人は今、精神的に弱っている」というシグナルになります。

残念ながら、人を攻撃することを目的にSNSを使っている人も一定数います。

そういう人にとって、弱っている人のネガティブな投稿は格好の標的です。

傷口に塩を塗るような言葉を投げかけてくる、さらに煽って反応を楽しむ、過去の発言と組み合わせて晒す。

そういった人が存在することは、頭に入れておいたほうがいいでしょう。

また、「あのとき書いたことは消した」では済まないのがSNSの怖いところです。

数年前の発言が掘り起こされて炎上するケースは珍しくありません。

特に同人活動者・創作活動者の場合、作品への評価と過去の発言が紐付けられることがあります。

「この人の作品は好きだけど、昔こんなこと言ってたんだ」と思われたとき、それが作品の評価にまで影響することがある。

ネガティブな発言は、意図しない形で自分のブランドを傷つけます。


自分の感情が増幅される

愚痴をツイートしたあと、リプライやリアクションが気になってスマホを手放せなくなった経験はありませんか。

反応が薄いとさらにしんどくなる。

反応があっても、「この人にはわかってもらえてない」と感じる。

ネガティブな発信をSNSに向けると、感情が外部化されてさらに引っ張られやすくなります。

外に出してしまうことで、感情がループし、スッキリするどころか、むしろ長引くことがあります。


フォロワーとの関係が変わる

もう一つ大事なことがあります。

フォロワーはもちろんあなたの発言を見ています。

「フォロワーがしんどそうにしているのを見て、自分も疲れてきた」という感覚を持つのはあるあるです。

ミュートやフォロー解除につながることもあるでしょう。

ネガティブな発信が多いアカウントは自然と距離を置かれやすくなります。


「でも吐き出したい」そんなときは

ここまで書いてきたことに対して、「じゃあどこで発散すればいいんだ」と思う方もいると思います。

その気持ちはわかります。

SNSでしか本音を話せない人もいるでしょう。

ただ、吐き出す場所を「人に見える場所」にする必要はありません

鍵垢を別に作る、日記アプリに書く。ノートに書くなどが安牌といえます。

信頼できる人に相談するという罠

「信頼できる人に話す」という選択肢もありますが、これにも注意が必要です。

特に人間関係の悩みを友人や知人に相談することは、思わぬ方向に転がることがあります。

素人の意見は善意であっても偏りがあるし、相談した内容が別のところに広がるリスクもある。

人間関係の悩みをSNSや身近な人に相談することのリスクについては、別の記事で詳しく書いています。


触れないほうがいいこともある

私が思うのは、世の中には「触れないほうがいいこと」があるということです。

炎上している話題、政治や宗教に関わる話題、誰かへの不満や批判など。

こういった内容に絡むと、意図しない形で巻き込まれることがあります。

正しいことを言っていても、文脈を切り取られれば誤解されます。

善意のコメントが誰かの怒りを買うこともあるでしょう。

SNSでは「正しさ」よりも「どう受け取られるか」の方が重要です。

「これは言わなくていいな」と判断して黙っていることは逃げではありません。

自分を守るための賢明な判断です。


SNSでの沈黙は戦略になる

ネガティブな発信を控えることは、消極的な態度ではありません。

自分の弱みを全員に見せず、触れなくていいことには触れないことを徹底するだけで、SNS上での余計なトラブルや消耗をかなり減らせます。

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この記事を書いた人

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