自己紹介

─空っぽだった私が、人の心に寄り添えるようになるまで

同人占い師の兎野YUMIです。

すこし長くなりますが、自己紹介をさせてください。

私は昔、自分のことをずっと「モブキャラ」だと思っていました。

何の取り柄もなくて、うまくいかないことばかり。アルバイトも何をしても続かない。

でも今は、占い師として人の悩みに寄り添う仕事をしています。

どうしてそんなふうに変われたのか。 その道のりを、正直に書いてみようと思います。

同じように、人間関係や自信のことで悩んでいるあなたに、何かひとつでも届いたら嬉しいです。

※この先は、私自身の学生時代のつらい思い出や、少し複雑な家庭環境について触れています。 読むことでネガティブな気分になりそうな方はご注意ください。

見えなかった自分


「私には本当に何もないな…」

占い師をはじめるまで、ずーっとそう思いながら生きてました。

やりたいことも特になく、バイトを転々として、自分にもできそうな仕事を選んでは辞めて続かない。

新しいことに挑戦しようとしても、過去の失敗が走馬灯みたいによみがえって「どうせ無理でしょ」って自分で先回りして諦める。

「私は負け組だから」

心のどこかで、そう決めつけてたんだと思います。

人生がうまくいかないのは環境のせいだ、って家族を恨んでた時期もありました。家庭の事情がちょっと複雑だったので。今思えばみんなそれぞれ事情があって精一杯だったのに、当時の私には1ミリも見えてなかった

焦燥感との戦い

20代なかばまではなんとなくアルバイトを続けていましたが、

年齢を重ねるごとに焦りが大きくなっていきました。


「このままじゃいけない」


そう思って、職業訓練校に通い必死に就職活動をしました。
でも焦りのあまりブラック企業に入社してしまい
結果、一年ほど心が疲れ切ってしまいました
「ちゃんと働けるようになれば、人並みに暮らせるはず」

そう信じていたのですが、現実は厳しかったです。

評価されてる感じも、大事にされてる感じもゼロ。

このままじゃどこ行っても同じかも…って不安が育っていきました。

劣等感の原因

振り返ると、私がこんな劣等感を抱える原因になったエピソードは、たくさんあります。

ひとつは子どもの頃の転校です。家庭の事情で小5にあがるころに引っ越すことになって、新しい学校に全然なじめず、いじめを受け、ガチでずっと友達がいませんでした。

そんな調子だったので、高校に入って部活で先輩や友達ができて、普通に喋れるようになった時は、うれしくて泣きそうでした。

その先輩のひとり、K先輩とします。彼女は実は校内でも美人で有名な人でした。

…とはいえ、当時の私はそんな噂をまったく知りませんでした。※そもそも当時の私は、容姿の良し悪しに鈍感なタイプでした

私とK先輩が仲良くなったのは、オタク趣味で意気投合したからなんです。

だから容姿でつるんでたとか、そういうのは一切なくて、ただ単に趣味の合う先輩でした。

ですが、ある日のこと。K先輩と話してるところをクラスメイトに見られて、こう言われました。

「兎野さん、K先輩と知り合いなんだ!すごい!」

一見ほめ言葉に聞こえますよね。

でも、これが素直な賞賛ではありません。

その「すごい!」の裏にあるニュアンスを、私は敏感に感じ取ってしまったんです。

「あんな美人の先輩と、なんでこの子が仲良いの?」っていう。

そう、私はおしゃれに興味ゼロ。…というか、それまでずっといじめられてきて、服やメイクにまで気を回す余裕がなかったんですよね。

「なんでみんなそんなに服とかメイクに気合い入れられるんだろう?」って、不思議にすら思ってたくらいです。

趣味が合うってだけで一緒にいた先輩なのに、その瞬間はじめて「私、先輩と容姿で比べられてるんだ」って気づかされてしまったんです。

ハッキリ言われるより、こういうのの方がダメージ深いんですよね。

それから学年が変わって、部活で仲良くなった友達と同じクラスになり、その子たちの友人グループに入ることになりました。

…のはいいんですが、なんとなく大事にされてない空気を察しました。

いわゆる「いじられキャラ」の枠に収まってたんですね。

最初は笑って受け止めていたのですが、だんだん馬鹿にされてる感じがしてきて、学校を休みがちになっていきました。

出席日数ギリギリで卒業するのに必死すぎて、大学進学どころではありませんでした。

家でもきょうだいが大声を出すことがあって、家にいてもリラックスできず、ずっと気を張って過ごしてました。

自分を見失っていた頃

いじられキャラになりはじめてから、「私の容姿が悪いからいじられるんだ」と思い込むようになって。そこからどんどん容姿に自信が持てなくなって、ずっと悩むようになりました。

高校生がおしゃれに興味を持つのって、いたって普通のことですよね。でも私の場合、その「焦り」がちょっと尋常じゃなかったんです。

学生のうちは授業や校則があったのでまだセーブが効いてました。でも卒業してバイトに時間を使えるようになると、バイト代の大半を服とコスメに溶かすようになって。

女性なら普通のことでは?って思うかもしれません。でも当時の私は、バイト代をまるっと美容関係に全ツッパ、ファッション誌を毎月10冊積む、一日中ずっと容姿のことを考えてる…ってレベルで、はっきり言って「一般的なおしゃれ」の範囲をぶっちぎってました。

今振り返ると、服やコスメを買うことで、少しでも自分を好きになろうと必死だったんだと思います。

大がかりな美容整形を本気で考えた時期もありました。(金銭的な理由と、失敗した人の体験談を見て、実行はしませんでしたが…。)生活もどんどん乱れて、朝起きるのがつらい日も多かったです。

「私には価値がない。せめて見た目だけでも良くしなきゃ」

才能もない、頭も良くない。だから見た目を整えて、結婚して、この環境から抜け出そう。本気でそう考えてました。

本当に、毎日無力感にさいなまれていました。

体力もなくてバイトを休むことが多かったので、在宅で働けるようにスキルをつけようとしたら、思わぬ落とし穴があったり。

とにかく、どうしてもうまくいかない日々が続いていました。


変わりたいと思った日

当時の私は、親も家庭環境も呪ってました。見た目も、体の弱さも、手先の不器用さも、ぜんぶ親のせいだと思ってた。完全に他責モンスターと化してました。

でもある日、SNSを見てて気づいてしまったんです。

過去の環境を呪い続けてる人たちの投稿を見て、正直「うわ…しんど…」って思っちゃって。

いや、他人のこと言える立場じゃないんですよ、1ミリも。

でも外から見るとこう映るんだ…ってはじめて気づいて。

そしてそれが、そのままブーメランで自分にぶっ刺さりました。

「私、ずっとこのままでいたくない」

「環境のせいにしたまま一生終えるのは無理」

嘆いてるだけじゃ、誰かが私を変えてくれるわけじゃない。

だったら自分で何か挑戦して、環境を変えたい。

諦めるのは挑戦してからにしよう。

そう思って、私に何ができる…?って考えてた時のことです。

占い師を仕事にしてる人の体験談をたまたま見かけて、ふと、幼いころ「占い師になりたい」って母に言ってたのを思い出したんです。

よし、占いに挑戦しよう。そう決めました。

温かい言葉たち

とりあえず始めやすそうなココナラに登録して、活動をスタートしました。

最初は「一件も依頼来なかったらどうしよ…」とビクビクしてたんですが、ありがたいことに依頼してくれる人が現れて、少しずつ口コミも増えていきました。

恋愛、職場、友人関係、親子関係…いろんな悩みを抱えた人から相談を受けるうちに、あることに気づいたんです。

私、もともと子どものころからアニメも漫画も大好きな、ガチのオタク気質人間でした。成人して日常が落ち着いたころには、Webで同人活動をしてた時期もあって五年くらい続けていました。

そのコミュニティで感じた孤独感とか、人間関係のややこしさを、私は身をもって知っていました。

仲良しグループの空気なのに、なぜか自分だけ情報が回ってこない。 普段はリプ来るのに、いざって時には誰もいない。 好きなもの語り合えると思ってたのに、気づいたら自分だけ蚊帳の外…。

表では「たのし〜!」って言い合いながら、でも実際の距離感はよくわからない。

あのじわじわ系のしんどさ、心当たりある方、けっこういるんじゃないでしょうか。

占いができて、なおかつ同人活動のリアルを内側から知ってる人って、意外と少ないんですよね。恋愛や仕事の悩みに乗れる占い師さんはたくさんいる。でも「同担とうまく距離が取れない」「ジャンルの人間関係に消耗してる」みたいな悩みって、そもそも前提を共有できないと、ちゃんと寄り添うのが難しい。

その点、私は当事者として全部くぐってきた経験がある。これは他の人にはない、私だけの強みになる。…そう思って、「同人占い」として本格的に打ち出すことにしたんです。

実際にやってみると、過去の私と完全に同担、みたいな悩みを持つ相談者さんも少なくなくて。私なりに全力で寄り添って答えていったら、想像以上に感謝の言葉をもらえたんです。

「ありがとうございました」 「気持ちが楽になりました」 「また相談させてください」

こういう言葉をもらうたびに、心がじんわりあったかくなって。

あ、私にも誰かの役に立てることがあるんだ…って思えました。

「自分は空っぽだ」ってずっと思い込んでたけど、それ、違ったんですよね。

苦労した経験は、人の痛みに寄り添える力になる。うまくいかなかった日々は、同じように悩む人を理解する優しさになる。私にも、ちゃんと才能があったんです。

はじめて、心からそう思えました

あの日の自分へ


今なら、あの頃の自分に伝えられます。
「今はつらいかもしれないけれど、これから自分らしい人生を生きられるようになるよ」


どん底だと感じた日々も、うまくいかなかった経験も、無駄ではなかった。


変わりたいという気持ちがあれば、人生は少しずつでも変えられる。

そんなことをあの日の私に伝えてあげたいと思うようになりました。

同じ悩みを持つあなたへ

好きなジャンルで人間関係がうまくいかなくて、でも「こんなことで悩むなんて、私が変なのかな」って自分を責めてしまってる方。

熱量はあるのに、なぜか毎回損な役回りになりがちな方。 同担・同カプの友達がほしいのに、仲良くなりかけたところで毎回なんかズレていっちゃう方。 創作を続けたいのに、自信が持てなくて手が止まってしまう方。

そういう方を見ると、放っておけないんですよ。だって、昔の私そのものだから。

オタクの悩みって、界隈の外の人に話すと「え、そんなことで?」で流されがちなんですよね。でも当事者からしたら、全然「そんなこと」じゃない。好きなものに関わる人間関係だからこそ、複雑だし、しんどさも倍になる。それ、痛いほどわかります。

私の経験が、ちょっとでもあなたの力になれたら嬉しいです。

空っぽだと思ってた自分の中には、確かに何かがありました。それは、痛みを知ったぶんだけ深くなった、人への優しさでした。

おわりに


私の物語は、今も続いています。


「何もない」と思っていた自分が、今は人の悩みに寄り添える占い師として歩んでいます。


完璧になったわけではありません。

今でも不安になることはあるし、迷うこともあります。


でも、今は分かります。


つらかった過去も、空っぽだと思っていた自分も、全部が今の私を作ってくれた大切な経験だったということを。
そして、同じように悩んでいる誰かの心に、少しでも温かい希望の光を届けられたらとおもいます
それが、今の私の願いです。


もし、いま誰にも打ち明けられない悩みがあるならば、私を頼ってください。
あなたとおなじ痛みを得てきた私だからこそできる、なにかがあるかもしれませ
ん。 

ここまで読んでくださり本当にありがとうございました。

兎野YUMI